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パリからの便り
2007-07-04 Wed 21:00
daikiletter


「アムールの街 Parisから」

こんな書き出しの手紙が今日、届いた。
「パリ日記」で紹介した画家のダイキからだった。

メールばかりの生活の中、手書きの文字で心が沸騰するほど熱くなった。

ダイキは今、アパルトマンの屋根裏部屋で寝たきり。
椎間板ヘルニアを患っている。もう、3ヵ月近く。

パリで暮らしたとき、私を勇気づけ、励ましてくれたダイキ。
遠く離れてしまっては、なにもしてあげられない私。
情けない。

そうだ。
思わず受話器を手にした。
ダイキの携帯電話の番号をダイヤル。

「アロー?」

不思議そうな声で応答するダイキ。
そうね、国際電話では誰からの電話かはわからないものね。
でも、思ったより元気そう。

「もしもし、ダイちゃん?」

これだけで、
「あっ、どうも」と、わかってくれた。

「ごめんね、なにもしてあげられなくて」

「いいんですよ。アンリさんが元気でいてくれたら、それだけで」

「なにか私にできることはある?」

「パリに遊びに来てください。
それが無理なら…、そうだ、ボク、さきいかが食べたい…」

くすっ。

「うん、わかったよ。さきいかを送るからね」

動けないカラダでペンを走らせてくれたダイキ。
ずっとずっと年下なのに、兄貴のように頼もしいダイキ。
その深いやさしさを、人間としての大きさを、私は誰よりも知っている。
多くを望まず、パリの地で、ただ黙々と絵筆を握ってきたダイキ。
いまの苦しさは、私には計り知れない。
ただひたすら、病に打ち克つことを祈るだけ。

あなたの病気が治ったら、私、パリに遊びに行くからね。
キャンバスに向かうあなたの姿に会いたいから。
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