アンリが魅了された世界の街角。 見知らぬ時空間をご一緒に旅しましょ。
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男爵の憂鬱
2007-05-27 Sun 17:10
alex_32

そうだ、思い出した。
ボクは1年前までパリに住んでいたんだ。ママと一緒に。

で、突然、何度も注射や採血させられたと思ったら
無理やり大嫌いな飛行機に乗せられたんだ。12時間も。

今度はどこに行くんだろうとドキドキしていたら
着いたところは日本だった。ホッと安心。
やったね、ママ。これでまた一緒に東京で暮らせるんだね。

と思っていたら、ママとは空港でお別れして
政府のとある施設に預けられちゃった。
うん、お部屋も広いし、スタッフの人たちもやさしいし、
ママもときどき会いにきてくれたから、なんとか耐えられたよ。

余談だけど、ボクが施設に入るとき大騒ぎだったんだって。
なんたって、「16歳4ヵ月の超高齢ネコがやってくるぞ。しかも3ヵ月も滞在」って。
施設の人に泣きながら「よろしくお願いします」と言ったママ。
「元気なままお返しできるよにお世話させていただきます」と施設の長。
こんな会話を不思議な顔で見つめていたボク。

月日は流れ、突然ママがお迎えにきてくれた。
あのときは、メチャメチャうれしかったなぁ。
でも、なんだかママの様子がヘン。
「どうしたの?」と聞いても、「だいじょうぶよ、心配しないで!」と微笑むだけ。

それから1ヵ月後、ママはボクをオバアチャマに預けたまま
どこかに消えちゃったんだ。

どこに行ったの? また旅? じゃ、どうしてボクを連れて行ってくれなかったの?
しばらくはママに裏切られた気がしていた。

そのうちオバアチャマとののんびりとした暮らしにも慣れていった。

そして昨日、またまた突然ママが現れた。
これって、まるで、寅さんじゃん。

「アレックス、ごめんね、いままで一人にさせて。
もう離れないからね。
明日、飛行機に乗って東京に帰ろうね。」

「もう離れない」。これには泣けたけれど、
また飛行機? げっ、イヤだ、イヤだ。

今の暮らしが快適なのに、どうしてまた飛行機に乗るの?

でも、ママと一緒だと、
高~い高~いしてもらえるし
耳掻きしてもらえるし、
爪切りしてもらえるし、
超高級血合い抜き鰹節を買ってもらえるし、
なんでも、東京のオウチにはボクのために新しいソファが入ったらしいし
(う~ん、爪が鳴る)、
うん、これは一緒に東京に帰るしかないよな。

でも飛行機かぁ、パリより近いのかなぁ、東京って。
あぁ、あぁ、ボクの人生って、波乱万丈。ママと一緒。
これからますますボクから目が離せないよ、みんな。
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この記事のコメント
アレックスさま…v-238
そんなに長い旅をして、ようやくアンリさんとの生活に再びたどり着いたのね。東京へ、お帰りなさい!
2007-05-28 Mon 19:58 | URL | ベア #-[ 内容変更]
ベアちゃん
ただいまぁ。
ようやく東京のオウチに帰ってきました。
今夜からママと二人きり。
もう遠くに行っちゃヤダよぉ。
2007-05-29 Tue 00:37 | URL | anri #-[ 内容変更]
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